美容室のLINE予約利用実態調査2026

SALON LINE RESEARCH 2026 / PUBLIC DATA ANALYSIS

美容室のLINE予約利用実態調査2026

美容室の予約行動と市場環境を、集計・再分析。新規集客と再来導線におけるLINEの立ち位置を数字で整理しました。

この調査の位置づけ
本ページは、サロン事業者へのVAULTA独自アンケート結果ではありません。公的統計および大規模消費者調査の公開値を、VAULTAが「美容室×LINE」の観点で再集計・再作図した市場分析レポートです。数値引用時は、VAULTAと各原典の双方を明記してください。
Executive summary

調査結果サマリー

277,752施設

美容所数

2024年度末。前年度から3,682施設、1.3%増。

7.4%

女性のLINE予約利用

美容室利用女性が過去1年にLINEでネット予約した割合。

7.9%

男性のLINE予約利用

美容室利用男性が過去1年にLINEでネット予約した割合。

10.3%

女性30代

女性の年代別でLINE予約利用率が最も高い層。

11.8%

男性15〜19歳

男性の年代別でLINE予約利用率が最も高い層。

+25.4%

女性LINE予約の伸び

2022年5.9%から2025年7.4%への相対増加。

Finding 01

美容所は4年間で約7.7%増加。競争環境はさらに密に

厚生労働省の衛生行政報告例によると、美容所数は2020年度末の257,890施設から、2024年度末には277,752施設へ増加しました。4年間の増加率は約7.7%です。

店舗数の増加は、地域内の選択肢と競争が増えることを意味します。新規予約の獲得だけでなく、一度来店した顧客と継続的につながる「自社保有チャネル」の重要性が高まっているとVAULTAは分析します。

2020年度から2024年度の美容所数推移
図1:美容所数の推移(各年度末)

出典:厚生労働省「令和6(2024)年度 衛生行政報告例」。VAULTAが再集計・再作図。

Finding 02

新規予約の中心は予約サイト。LINEは男女とも7〜8%の利用

美容室利用者のネット予約方法では、サロン検索・予約サイト/アプリが女性45.4%、男性34.5%で最多でした。LINEは女性7.4%、男性7.9%です。

この結果は、LINEが予約サイトを置き換える主な新規集客媒体ではないことを示します。一方で、すでに店舗を知っている顧客がチャット・予約・フォローを一つの接点で完結できるため、LINEは「再来」「失客防止」「自社予約化」の導線として評価すべきです。

2025年の美容室ネット予約方法の男女比較
図2:過去1年に利用した美容室のネット予約方法(美容室利用者・複数回答)

出典:(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ「美容センサス2025年上期 美容室編」。女性n=5,226、男性n=2,278。複数回答。VAULTAが再作図。

Finding 03

LINE予約は特定年代に限定されない。女性30代、男性10代・40代で高い

年代別では、女性30代が10.3%、男性15〜19歳が11.8%、男性40代が9.6%でした。若年層だけの予約手段ではなく、30〜40代にも一定の利用が見られます。

サロン側では「LINEを若い顧客向けのSNS」と狭く捉えず、働く世代の予約確認、来店後フォロー、次回来店の提案など、年代をまたいだ顧客管理基盤として設計する必要があります。

2025年のLINE美容室予約利用率 年代男女別
図3:LINEで美容室をネット予約した割合(年代・男女別)

出典:(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ「美容センサス2025年上期 美容室編」。複数回答。VAULTAが再作図。

Finding 04

女性のLINE予約は2022年比で1.5ポイント増

5.9%

2022年上期

女性美容室利用者のLINE予約利用率。

7.4%

2025年上期

3年間で1.5ポイント増。相対増加率は約25.4%。

男性は2022年7.7%から2025年7.9%で横ばいに近い一方、女性は5.9%から7.4%へ伸びています。LINE予約が爆発的に主流化したとは言えませんが、既存顧客との予約・連絡手段として徐々に定着している可能性があります。

出典:(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ「美容センサス」2022年上期・2025年上期。年次比較は質問・定義注記を確認のうえ参照。

Interpretation

美容室が取るべき実務アクション

01

新規集客と再来導線を分ける

予約サイトやMEOで新規を獲得し、来店時にLINEへつなぎ、2回目以降を自社導線へ移行します。

02

友だち数ではなく再来を測る

友だち追加率、予約タップ率、配信後予約数、2回目・3回目再来率をKPIにします。

03

一斉配信だけで終わらせない

来店日、施術メニュー、失客期間、担当者などで分け、必要な顧客に必要な案内を送ります。

Methodology

調査方法・注意事項

レポート種別公開一次情報の再集計・再分析
分析実施VAULTA
分析日2026年7月14日
美容所数厚生労働省「衛生行政報告例」。各年度末の施設数。
予約方法リクルート「美容センサス2025年上期 美容室編」。全国の人口20万人以上の都市に居住する15〜69歳男女を対象としたインターネット調査。調査期間は2025年1月27日〜2月12日。予約方法の掲載値は美容室利用者の複数回答。
解釈上の注意LINE予約利用率は「LINE公式アカウントの導入率」や「サロン運用の成熟度」を直接示すものではありません。消費者が過去1年に利用した予約方法の割合です。
For media

引用・転載について

推奨表記
VAULTA「美容室のLINE予約利用実態調査2026(公開一次データ再分析版)」

図表を転載する場合
「出典:厚生労働省/(株)リクルート ホットペッパービューティーアカデミー調べ、VAULTA再集計・再作図」のように、原典とVAULTAの双方を明記してください。

改変
数値・軸・注記を変更した図表をVAULTA作成として掲載しないでください。トリミングや媒体レイアウトへのサイズ調整は可能です。

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