美容室のMEOで順位が上がらない原因|Googleマップ上位化の見直し手順

美容室の店内でスマートフォンを確認するイメージ

美容室のMEOで順位が上がらない原因の大半は、施策不足ではなく「情報の不一致」と「更新の停止」です。口コミを集める前に、まずここを直すほうが順位は動きやすくなります。

この記事では、上がらないときに確認すべき7つの原因を優先順に整理し、直す手順、そして効果を判断するための指標までをまとめます。

目次

結論:MEOで順位が上がらないなら、まず情報の不一致を消す

Googleマップの表示順は、関連性・距離・視認性の高さで決まるとGoogleは説明しています。このうち店側が動かせるのは関連性と視認性です。

出典:Google「Google のビジネス プロフィールのローカル ランキングを改善する方法」(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。内容は更新されることがあるため、最新の記載をご確認ください。

店名・住所・電話番号がサイトと食い違っていると、この関連性の判定が弱まります。まずは自店の情報を横並びで見比べてください。MEOの全体像は美容室のMEO対策完全ガイドにまとめています。

美容室の店内でスマートフォンを確認するイメージ

上がらない原因を優先順に7つ

  1. 店名・住所・電話がサイトやポータルと違う。表記ゆれ(丁目のハイフン、ビル名の省略)も不一致として扱われる可能性があります。
  2. カテゴリが実態と合っていない。メインカテゴリが「理髪店」のままなど、選択ミスは影響が大きい項目です。
  3. 営業時間が古い。臨時休業や年末年始が反映されていないと、ユーザー体験の評価に響きます。
  4. 写真が数枚だけ、または古い。店内・スタッフ・施術例が揃っていないと、選ばれる材料が足りません。
  5. 口コミへの返信がない。返信はユーザーへの姿勢を示す情報として扱われます。
  6. 投稿機能を使っていない。更新が止まっているプロフィールは、動いている店舗に見劣りします。
  7. サイト側に地域情報がない。ページ内に地名や最寄り駅の記載がないと、地域との関連性が伝わりません。

この7つは上から順に効きやすい項目です。①②③は今日中に直せます。④以降は積み上げが必要になります。

順番を守ることにも意味があります。写真や口コミを増やしても、住所表記が二重に登録されたままでは評価が分散します。土台を整えてから積み上げるほうが、同じ労力でも結果が出やすくなります。

とくに見落とされやすいのが、過去に自分以外の誰かが作った重複プロフィールの存在です。移転前の住所や旧店名で登録が残っていると、どちらが本物か判断されにくくなります。Googleマップで自店名と旧店名の両方を検索し、重複がないかを確認してください。見つかった場合は、Googleビジネスプロフィール上から重複の報告ができます。

最初の1週間でやること

  1. NAPを1つに揃える

    店名(Name)・住所(Address)・電話(Phone)を、公式サイト・Googleビジネスプロフィール・各ポータルで完全に同じ表記にします。全角半角、ビル名、階数まで統一してください。

  2. カテゴリと属性を見直す

    メインカテゴリを実態に合わせ、サブカテゴリも設定します。バリアフリーや駐車場などの属性も、該当するものを埋めます。

  3. 写真を15枚以上にする

    外観・入口・店内全景・セット面・シャンプー台・スタッフ・施術例を揃えます。スマホ撮影で構いませんが、明るさだけは意識してください。

  4. 投稿を週1回にする

    キャンペーンでなくても構いません。空き枠の案内や季節のケア情報など、短い投稿を継続します。

口コミの見返りに割引などの特典を渡す行為は、Googleのポリシーで禁止されています。違反すると口コミが削除されたり、プロフィールに影響が出る可能性があります。依頼するとしても、特典を伴わない形にしてください。

美容室の受付でGoogleマップの情報を更新する様子

写真については、枚数だけでなく撮り直しの頻度も意識してください。3年前の店内写真のままでは、来店前のイメージと実際が食い違い、来店後の満足度にも影響します。季節ごとに数枚ずつ差し替える運用にすると、更新も自然に続きます。

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口コミは「数」より「返信率と内容」

口コミを増やしたいなら、依頼のタイミングを固定するのが確実です。会計後、満足度が高いと分かっている場面に限って声をかけます。

そして受け取った口コミには必ず返信してください。返信文には、施術内容や来店の背景を自然に含めると、そのページが扱う内容が伝わりやすくなります。具体的な増やし方はGoogle口コミを増やす方法で解説しています。

状態 優先度 着手の目安
口コミ0〜10件・返信なし 返信を全件つける
口コミ多数・返信なし 直近30件に返信
口コミ少・返信あり 依頼の運用を固定する

上表は着手順を決めるために整理したものです。順位の変動を保証するものではありません。

低評価の口コミが付いたときも、削除を求めるより返信で対応するほうが現実的です。事実と異なる点があれば冷静に説明し、改善する点があれば認める。この姿勢は、その口コミを読む次の見込み客に向けたメッセージになります。感情的な返信だけは避けてください。読まれるのは口コミ本文ではなく、店側の対応です。

サイト側でやる3つのこと

MEOはプロフィールだけの施策ではありません。サイト側の情報も判断材料になります。

第一に、トップページと店舗情報ページに、市区町村名と最寄り駅を文章として記載します。第二に、営業時間・定休日・電話番号をサイト上にも明記します。第三に、Googleビジネスプロフィールからサイトへのリンク先を、トップページに設定します。

これらは1日で終わる作業ですが、放置されている店舗が多い部分でもあります。集客全体の設計は美容室の集客方法完全ガイドもあわせてご覧ください。

美容室でヘアスタイルを仕上げる美容師

あわせて、サイト内に施術メニューごとのページや事例があると、地域名との組み合わせで拾われる余地が広がります。「地名+メニュー」で探す人は、来店意欲がすでに高い層です。トップページ1枚だけで戦うより、受け皿を分けたほうが機会は増えます。

ただし、地名を不自然に繰り返す書き方は避けてください。読みにくくなるうえ、検索エンジン向けの過剰な最適化と受け取られる可能性があります。あくまで自然な文章の中に、店の場所が分かる情報を含めるという考え方で十分です。

効果の判断は3か月・3指標で

MEOの効果は即日では出ません。次の3つを月次で記録し、3か月の推移で判断してください。

第一に、プロフィールの表示回数。第二に、ルート検索と電話タップの回数。第三に、実際の新規来店数です。表示回数だけ増えて来店が増えない場合は、写真や口コミなど「選ばれる材料」が足りていない可能性があります。

逆に表示回数そのものが動かない場合は、情報の不一致がまだ残っているか、そもそも検索需要のないキーワードで期待している可能性があります。地名を含む実際の検索語で、自分でも検索して確認してみてください。

もうひとつ、順位は検索する人の現在地によって変わる点にも注意してください。自店の近くで検索すれば上位に見えますが、少し離れた場所からは表示されないことがあります。順位を確認するときは、実際に来てほしいエリアから検索してみるのが確実です。知人に頼んで確認してもらう方法もあります。

MEOは派手な施策ではありませんが、費用をかけずに続けられる数少ない集客手段です。週1回の投稿と口コミ返信を習慣にできるかどうかで、半年後の差が出てきます。

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この記事を書いた人

美容室オーナー・経営者向けメディア「vaulta」編集部。集客・リピート・融資・求人・DX・独立の実務情報を、一次情報を確認のうえ発信。お金に関わる記事は中小企業診断士の監修を受けています。編集責任者:ISOYAMA。

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